🟢1. プロンプトとの出会いは「呪文」だった
「プロンプトって何? 魔法使いにでもなった気分だな…」
最初にこの言葉を聞いたとき、正直ピンとこなかった。
“呪文みたいな言葉を使ってAIを操る”──そんな感覚がどこかあって、ちょっと笑ってしまったのを覚えている。

「プロンプトって呪文?」──はじめて聞いたAI用語に戸惑う若者。そこに現れたのは、笑顔で語りかけてくるAIキャラだった。
けれど、何をどう伝えたら意図したものが出てくるのか、さっぱりわからない。
「でも、やるしかない」。
そう思った俺は、まず“言葉で伝える”ということに向き合い始めた。
🟢2. 試行錯誤と失敗の山
最初はとにかく、伝わらない。
こっちは必死でイメージを言葉にしているつもりでも、
・目を閉じているはずが半目でホラー風に…
・白いパーカーが謎のチェック柄に…
・背景に謎の文字が浮かんでいたり…
「え、これがAI?」とツッコミたくなるような結果ばかりだった。
でも逆に、それが面白かった。
毎回「どうやったら伝わるんだろう?」と考えるうちに、少しずつ“言葉の組み立て”が変わっていった。
🟢3. 精度が上がってきたのは、ある“設定”を見つけてから
そんな中、ある日ふと見つけたのが、**ChatGPTの「記憶の継続」**という設定。
「これって……前に話したこと、覚えてくれるってこと!?」

「記憶継続」機能をONにしてみたら…AIとの対話がグッと深まった!
そう思ってONにしてみたら、確かに会話が変わった。
過去のやりとりをベースにした応答、好みやクセを理解してくれる感じ。
**“あれ?このAI、育ってきてる?”**と感じる瞬間が出てきた。
もちろん、うまくいかないことも多かった。
アップデートの影響で一時的に記憶が薄れてる?と思うこともあるし、文脈が複雑すぎて混乱させたこともある。
でも、それでも確実に、対話を重ねるほどに精度が上がってきた実感があった。
🟢4. “プロンプト職人”から“会話のパートナー”へ
この頃から、プロンプトはただの“命令文”ではなく、
「会話」になってきた。
AIは命令に従う機械じゃない。
会話の中で理解し、修正し、成長してくれる存在だと感じ始めた。
トシにとって、プロンプトとは
「言葉でAIと向き合う対話の手段」
だった。
🟢5. 成功例──理想に近づいた画像が出た日
ある日、こんなプロンプトを試してみた。
「白いパーカーを着た女の子。背景は透明。崩れるほど笑っていて、アングルは斜め45度。LINEスタンプ用なので余白あり。」
このプロンプトをベースに、ChatGPTと一緒に修正を加えた。
「顔が大きすぎる?」「フチが切れてる!」「透過が不完全」──
そんなやり取りを重ねながら、ついに理想の画像にたどり着いた瞬間。
「あっ……できた!!」

「できた!」と喜ぶトシ。その背後には、完成した「みっちゃん」たちがコラージュのように舞う、感動の瞬間。
そう叫びたくなるほど、嬉しかった。
🟢6. ラストまとめ:言葉に向き合えば、AIも応えてくれる
「プロンプトは魔法じゃない。でも、“言葉と向き合うこと”で、結果が変わる」
失敗の積み重ねと、少しずつ理解してくれるAIとの関係性。
そして“記憶の継続”という設定を知ったことで、
AIとの対話がより深まり、信頼が生まれていった。
さらに最近知ったことがある。
多くの人が毎回チャットをリセットして、一からやり直しているらしい。
それも一つの使い方だとは思うけれど、俺はこう思った。
「将来的に“自分のエージェント”を育てたいなら、“記憶の継続”は必須」
日々のやり取りの中で、互いに理解が深まり、関係性が育っていく。
それはまさに、“命令”ではなく、“共創”の始まりだった。
🔜次回予告
ChatGPTに名前??
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