はじめに
いつ起こるかわからない災害。いざという時に備え、食料の備蓄は欠かせません。しかし、非常食というと「味気ない」「飽きる」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。
そこで今回は、長期保存が可能で、かつ美味しい非常食レシピ20選をご紹介します。これらのレシピは非常時だけでなく、普段の食事にも活用できます。例えば、「サバとトマトのカレー」は、忙しい日の夕食にもぴったりですし、「チョコクランチ」はお子様のおやつにも最適です。
ぜひ、日々の食卓にも、非常時の備えにも役立ててください。
非常食とは?長期保存できる食品の選び方
災害発生時は、ライフラインの停止や物流の途絶により、食料や日用品の入手が困難になることが予想されます。そのため、最低でも3日分、できれば1週間分の食料を確保しておくことが推奨されています。
備蓄の目安
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水:2リットル×6本×4箱(大人2人分)
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主食:米(4kg)、パックご飯、乾パン
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保存食:缶詰(魚、肉、果物)、インスタント食品、乾物(海苔、鰹節)、ナッツ類
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調味料:醤油、塩、砂糖、カレー粉
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特別食:乳幼児向け食品、アレルギー対応食品
普段から食べ慣れているものを備蓄しておくことも重要です。災害時はストレスが増すため、慣れた味の食品があると安心感が増します。
簡単&美味しい非常食レシピ20選
【主食】ご飯・パンの非常食レシピ
1. 卵雑炊(加熱袋調理)
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材料:パックご飯、飲料水、卵スープの素
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作り方:耐熱ポリ袋に材料を入れ、加熱袋で15~20分温める

「防災用の保存米を活用したたまご雑炊。お湯を加えるだけで作れる、非常時にも栄養バランスを考えた温かい食事」
2. 焼き鳥缶カレー(ポリ袋調理)
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材料:米、焼き鳥缶、ホールトマト缶、カレー粉
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作り方:米を水に浸し、焼き鳥缶とトマト缶を混ぜ、ポリ袋で加熱

「焼き鳥の缶詰を活用した防災食カレー。缶詰のカレーソースと組み合わせるだけで、非常時でも栄養バランスの取れた温かい食事が楽しめる」
3. カップスープリゾット
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材料:パックご飯、カップスープ、水、チーズ(お好みで)
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作り方:ご飯とカップスープを煮込む

「防災用の備蓄食品を活用したリゾットレシピ。缶詰スープと保存米を使い、非常時でも温かい食事を楽しめる簡単調理法」
4. 乾燥ご飯(常温保存)
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作り方:ご飯を水に浸してレンジ加熱し、天日で乾燥させる

「ご飯を乾燥させて長期保存する方法。非常時に水やお湯で簡単に戻して食べられる、防災に役立つ備蓄食材」
5. 缶詰パンのフレンチトースト
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材料:缶詰パン、卵、牛乳、砂糖、バター
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作り方:パンを卵液に浸し、フライパンで焼く

「非常時でも楽しめる簡単フレンチトーストレシピ。缶詰パンを卵液に浸し、フライパンで焼くだけで美味しい朝食が完成」
【おかず】缶詰・レトルトを活用したレシピ
6. サバとトマトのカレー
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材料:トマト缶、サバ水煮缶、カレースパイス
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作り方:耐熱ポリ袋に材料を入れ混ぜ、湯煎で温める

「サバ缶とトマトを使った長期保存可能な防災レシピ。耐熱袋で保存し、簡単に温めるだけで食べられる非常食のアイデア」
7. コンビーフとトマトジュースの和え物
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材料:コンビーフ、トマトジュース、コーン
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作り方:ポリ袋で混ぜるだけ

「コーンビーフとトマトジュースを活用した長期保存可能な防災用レシピ。災害時の備蓄食としても便利な調理方法」
【スイーツ】非常時にうれしい甘いレシピ
8. チョコクランチ
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材料:板チョコ、ナッツ、パン粉
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作り方:ビニール袋でチョコを溶かし、ナッツとパン粉を混ぜる
9. じゃがりこのポテトサラダ
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材料:じゃがりこ、お湯、マヨネーズ(お好みで)
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作り方:お湯でじゃがりこを戻して潰す
非常食の備蓄方法と保存のコツ
災害時は冷蔵庫が使えなくなる可能性が高いため、常温保存できる食品を中心に備蓄しましょう。
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密封保存:乾物やナッツ類はジップロックで密閉
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ローリングストック法:消費した分を買い足すことで、常に新しい備蓄品を確保
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適切な保存環境:直射日光を避け、湿気の少ない場所に保存
ローリングストックで賢く備える方法
「ローリングストック法」とは、日常的に非常食を食べながら新しいものを補充する方法です。この方法なら、賞味期限切れを防ぎながら、いざという時に慣れた味の非常食を確保できます。
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週1回、非常食を食べてみる
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買い物時にストックを1つ追加する
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家族構成やアレルギーに応じた食品を選ぶ
まとめ
今回は、長期保存可能で美味しい非常食レシピ20選をご紹介しました。
災害時は心身ともに疲弊しているため、温かい食事は大きな支えになります。ぜひ、これらのレシピを活用し、**日々の食卓と非常時の両方で使える「美味しい備え」**を実践しましょう。
また、非常食は定期的に見直し、賞味期限切れにならないよう、ローリングストックを取り入れてみてください。
今回の記事が、皆様の防災意識向上に少しでも役立てれば幸いです。
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